数秘の鑑定を受けると、複数の自分の性質を知ることができます。多面的な自分でいいんだ、とほっとする反面、これまで嫌だと思ってきた自分の部分に改めて気づいて、がっかりされる方もいらっしゃいます。

今回は、数秘の鑑定を受けた方で「この数字は嫌だなあ…なんとかできないかなあ」と思った方へ、私なりの見解をお伝えします。
(鑑定の結果として「数秘」、それぞれの中身の数字は「数字」として分けて表現しております)

嫌な部分も受け入れた方が結果的に楽になる

結論から言うと、「嫌な部分は直せません。」ということになるのですが、

実は、嫌な部分とも仲良くした方が楽になるんです。

数秘の鑑定でわかるのは、自分が生まれて来た時に「こんなメンバーで生きるよ!」と決めた指針。これ自体は変えることが出来ないのです。

見ないようにしても、抑えこんでも、無くならない。
押入れに閉じ込めているような状態です。

そうすると、閉じ込められたほうは、私たちのことを見てよ!ないことにしないでよ!と騒ぐ。
自分たちを受け入れろ!とさまざまなトラブルやモヤモヤした気持ちを起こします。

無い物にしてしまっていると、
そのタイミングは不意なものや予測できずに対処しづらいことも。

どうせいなくならないのなら、出してあげて、
そんな自分でどうするのがいいか?と考えていく。

その方が
モヤモヤすることが少なくなったり、モヤモヤの度合いが低くなったり
トラブルに対処しやすくなったり、事前に手を打てるようになったり
事前にわかっている分気持ちが楽になったりします。

あなたはどちらが良いと感じますか?

自分の嫌な部分をどうして直したいのでしょう?

自分の嫌な部分を直したいという気持ちの裏には、

「嫌な自分を出したら嫌われる」とか
「嫌な自分を出したら怒られる」とか
嫌な自分は人に受け入れられない…

そんな気持ちがあるのではないでしょうか。

これまで生きてきた中では、自分の一部を閉じ込めておかないとうまく生きれなかったのだと思います。
だから、これまで嫌に感じてきたことは否定する必要がないと私は考えます。

ただ、これまで生きてきた環境では、その性質は使いづらかっただけ。
たまたまその時に居た周りの人にとっては、不都合だっただけ。

数秘で数字の性質を見ていくと、
世の中には、あなたが自分で嫌だと感じている部分が嫌だと感じる人たちも居ますが、

気にならない人、好ましく思ってくれる人だってたくさん居るのです。

これから出会う人や環境は、自分で変えていけます。

また、私の経験でも、
あなたの身近に居る人も、あなたが自分の嫌な部分を受け入れるだけで
180度手のひらを返したように受け入れてくれることもあります。

この記事を読めているということは、自分を「しょうがないねえ」と受け入れてくれる人だって自分で選んでいけるってことなのです。

自分が嫌だと感じてしまうのは仕方ないこと。

自分の嫌な部分を受け入れた方が結果的に楽になりますが、
嫌だと感じてしまうのには致し方ない部分があります。

自分のもっている数字はそれぞれ異なる性格を持っていて、
それぞれ嫌だと感じやすいところ、直したいと感じるところも傾向があるのです。

ほとんどの方が複数の種類の数字を持っているため、ある数の性質に反する性質を
別の数字が持っていると嫌な感じがしてしまいます。

また数字単体でも、自身の性質を否定することがあります。
人との関わりの中で、うまく自分の性質を使えなかったり、やりすぎてしまって
思うような結果にならなかったり…。
周りより自分を劣っている目線で比べてしまったり…。
それで、その性質を嫌だなあと感じてしまう事もあります。

気を使って先回りして喜ばせようと思うものの、うまくいかなくてお節介な自分を嫌だなと思ったり…

要領が良い相手と、自分のスピードだけを比べて落ち込んでしまったり。

生きている以上他の数字や人との摩擦が起きてしまうので、自分を嫌だと感じてしまう事が
起きてしまうのはある程度仕方ないことでもあるのです。

嫌に見える視点を変える

自分の嫌な部分を受け入れた方が楽だから受け入れましょう!って言われても、
嫌なものを嫌なまんま受け入れることって難しいですよね。
これまでのわだかまりもありますし…。

なので、まずは「しょうがないやつら(部分)だな〜」って思えることをゴールに
してみてほしいのです。

嫌な気持ちもあるけど、そうじゃない部分もある、そんな風に思ってもらえたらなと思います。

嫌な部分には悪気がない?!

実は、あなたが嫌だと思っている自分の部分は、誰かを困らせようと思ってそれを出していることはほとんどなく…。
良かれと思ってやっていることのほうがほとんどなのです。

長々とした話をして時間を取らせてはいけないと思って言葉足らずになってしまったり

どちらも理解したいが故に八方美人だと言われてしまったり。

子供ができないなりに一生懸命お手伝いをしてくれるようなイメージです。

嫌な部分の裏を返すと…

嫌な部分の裏を返すと、
時間を取らせないようにとすることは合理性の現れであったり
八方美人は理解力や共感力の現れであったり…。
その部分の磨けば光るところが隠れています。

嫌な部分も嫌な部分たちなりの意識や立ち位置でいてくれるだけだったりします。
うまく使えているところがないか?にちょっとだけ目を向けてみてください。

そうすると、
あなたの「自分のここが嫌だな〜」という部分が
少しずつ「しょうがないな〜」に変わっていきます。

まとめ

自分の嫌な部分も居ていいんだ、という意識でいると
暴れることが気にならなくなったり、
早めに対処することができたり、
それでも良いと言ってくれる味方になってくれる人とつながることができます。

でも、嫌な感覚が出てしまうのは数秘の組み合わせ的にだったり、周りとの摩擦で
仕方がないこと。ちょっとずつ「しょうがないな〜」って思えればOK!

しょうがないポイント

1.嫌な部分は良かれと思ってやっていて、裏目に出ているだけ。
2.嫌な部分の裏にはあなたの魅力が隠れている

あなたの日々がより楽になりますように!